VPNネットワークを複数デバイスで共有する方法として、今回はWindows PCのWi-Fiルーター化をお伝えします。
目次
ネットワーク構成
(A) 自宅ルーター
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有線LAN(or Wi-Fi)
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(B) Windows PC
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Wi-Fi
↕
(C) 同時接続したい複数デバイス

注意点
- Windows標準のモバイルホットスポットではVPNネットワークの共有ができませんので、別途共有用のソフトをインストールする必要があります。この記事ではConnectify Hotspotというソフトを使います。
- (B)はノートPCもしくはWi-Fiが使えるデスクトップPCを想定しています。常時起動の運用で電気代を抑えたい場合はノートPCを推奨します。
- (B)で起動するClashなどのVPNソフトはTAP-Windows Adapter(仮想ネットワークドライバー)を使用するモードに変更する必要があります。
手順
- (B)でVPNソフトを起動する
- (B)でConnectifyを起動し、「Internet to Share」のプルダウンから「TAP-Windows Adapter」を選択する
- 「Password」を適宜変更し、「Start Hotspot」を押す
- 数秒すると「Connectify-me」というSSIDが有効になるので、(C)からWi-Fi接続する
- (C)でブラウザーを起動し、Googleに接続できるか確認する
メリット
- (A)と(B)を有線LANで接続すると速度が出やすい
- 設定が比較的簡単
デメリット
- (B)を常時起動させると電気代が掛かる
- (B)の置き場所によってはファンの音や排熱が気になる